ブログ書籍化、コンテンツのリサイクル。
無料でも読めるのになぜお金を払うのか。
その答えは次のひとことに集約されるでしょう。
お金を出してもいいと思える何かがあったから。
ブログ自体は無料でも読めるのに、本が出たらお金を払って買う。
たしかにお金を出さなくても文章は読めますし、著者の考え方もわかってしまう。
しかし本当にしっかりとした文章であれば、お金を出したくなるというもの。
これはマスコミに踊らされるのとはわけがちがいます。
いい文章って、読んでいるとお金を出したくなるんですよ。
こんないい文章を無料で読んでいてもいいのか。貴重な情報なのに無料でいいのか。
このような流れで本を買いたくなるのです。
たしかに、読者がそうしてお金を出すのを見越して書いているのでしょう。
ですが、それがわかっていても買いたくなってしまう。
これぐらいの作家になれたら御の字でしょう。それこそわたしが理想とする作家の姿でもあります。
情報の価値はひとそれぞれ
また、たとえいい情報があったとしてもある人からすれば紙くず同然のものだし、別の人からすれば宝のようにも見える。
これもまた情報に対してお金を出したくなる原因であります。
自分にとってとっても魅力的な情報。
本を読んでいるうちにそういったものに出会うこともあるでしょう。
そして時に、その1冊が人生を変えることにもなる。
そこまでいけば、本を買う時の数千円なんてものは明らかに安いです。
価値ある情報が無料で提供されていたとしても、それにお金を出すかは人それぞれ。
お金を出したいと感じる人がいれば、ただの時間のムダと感じる人もいる。
情報とはこういうもの。価値があると感じたならばお金を出せばいいのです。
コンテンツのリサイクルについては様々な意見があり、無料のものを有料で売るということには反対意見も多いです。
しかしながら物を買うにしろ情報を買うにしろ、そこで出すお金というのは単に商品のためだけのものではありません。
商品を作るひとを応援する意味合いもあります。むしろそこまで含めての買い物。
情報が有料化することについて、自分の意見を持っておくというのは重要です。