無料や格安をウリにして商売をする人は少なくありません。
「このクオリティでお金取るのはないだろう」
「今の自分では安売りしないと売れない」
お金を取る取らないは個人の自由ですが、目標を実現したり成功者になるということを考えた場合、安売りはあまりいいことではありません。
クソ顧客問題に並び、マーケティング能力のなさも売り手の貧乏を加速させている要因です。
もし本当に「好きなことで生きていく」のであれば、安売りを一刻も早くやめる必要があります。
目次
面倒くさくて「安売り」を考える人々
そもそもの話、なぜ安売りしてしまうのか。
それは「安売りしないと売れないから」という思いが生じるためであり、「格安」「無料」という表現が生活中に溢れているために「安売り」が第一の選択肢として出てきてしまうのです。
また、値段を下げるのは安易に思いつく戦略であり、そこまで細かく考える必要もないというのもあるでしょう。
つまり、考えるのが面倒なために、身の回りでよく見かける「安売り」という選択肢を取ってしまうのです。
こちらの記事でも安売りのデメリットが扱われており、いかに安売りがダメなのかが論じられています。
- 安売りするクリエイター
- 無料で仕事をするクリエイター
- 値上げに踏み切れないクリエイター
クリエイターの不遇さを嘆く声は多いですが、かといってクリエイターに非がないとも言い切れません。
マーケティングができない、売り方を知らない人が多いのは事実ですし、広告のガバガバ具合が指摘されるという現象もマーケティングが出来ない人の多さを表しています。
安易な安売りはプロ意識が欠如している証拠
自分の売り方を知らないから、ついつい楽な方向に行ってしまう。
そうして思考放棄した先に待っているのは貧乏生活。
売り方を必至で考えないから、貧乏になってしまう。これが現実ですが、安売りする人はゼロにはならないものです。
もし自分の好きや得意で生きていくのであれば、マーケティングや営業は必修科目。
それでもみんなプロとしての自分の売り方を考えない、あるいは考えることが出来ません。
自分の売り方を考えず安売りしてしまうのは、プロ意識の欠如といっても過言ではないでしょう。
何を基準に「プロ」と呼ぶのかはさまざまな解釈がありますが、「お金を取る」ことを基準に考えた場合、自分の値段を思考放棄してしまうのは自分をプロとして見ていないことになります。
起業や独立の失敗率がやたらと高い理由
クリエイターは「好きなことで生きていく」を体現しており、独立してフリーでやっていく人もいます。
しかしながら実際に成功できるのは一握りで、その他大多数は成功できないのが現実です。
こう書くといかにも独立することが運ゲーであるかのように思えますが、よくよく考えてみると運ゲーの要素はそこまで大きくありません。
似たような話として「起業の9割は失敗する」というのがあり、独立に関する話では必ずといっていいほど出てくる話題です。
統計データがあえて不安を煽るように作られているのは否定できませんが、当事者に話を聞いてみると「9割」という話もある意味で当然の値でしょう。
安易に安売りする人が9割だったら、1割もうまくいかないのも納得がいきます。そして実際に話を聞いてみると、マーケティングの方法を考えていなかったりするものです。
仕事の戦略をどうするかは自由ですが、質問を投げるとよろしくない答えが帰ってくることもしばしば。
「ターゲットはどういう人?」
「広告で伝えたいことは何?」
「自動化できないの?」
実際にこれらの問に答えられる人は、実はそこまで多くありません。
もし9割の人がこれらの問にすらすらと答えられないとしたら、起業や独立が9割失敗するのも不思議ではないでしょう。
「クリエイターは運ゲー」
「起業は運ゲー」
これらが100%の間違いではないのですが、かといって現実に則しているとも言いづらい。
ひたすら試し打ちをし、マーケティングの仕方をトコトン考えれば、完全な運ゲーにはなりません。
運の要素を徹底的に排除したその先に「運次第」が来るのです。
なぜ自分を安売りしない方がうまくいきやすいのか
- みんな安売りするから、みんなうまくいかない
- 売り方を考えないからうまくいかない
ここまで書いてきたことをまとめるとこんな感じ。
自分を安売りしない人が自分の目標を実現しやすい理由もここにあり、
- 自分を安売りしない方法を考える
- お金を取れる方法を考える
といった「安売りしない」考え方を徹底することにより、人生を左右する「お金」を手にし、結果として目標の実現につながるのです。
いくら好きなことで生きていくとはいえ、お金を稼がないと生活できません。
また、仕事で新しいことをする際にもお金の問題はつきまといます。
安売りしないというのはお金稼ぎの方法をきちんと考えることであり、仕事や生活に対して真面目に考える姿勢を表しています。
「お金」という人生を左右するものに対して、正面から向き合えるか。
やることは単純なのですが、思考放棄してしまう人が多いのも事実です。
まとめ:売り方を考えた人だけが成功できる
売り方や戦略を考えたからといって、必ずしもうまくいくわけではありません。
しかし成功している人はマーケティングや集客をしっかりと考えており、売り方を考えるのは成功するための必要条件です。
仕事をするうえでも生活していくうえでも、お金の問題は避けて通れません。
そこで逃げずに売り方を考えた人だけが成功できるのであり、逃げてはいけないところなのです。