成長に関する格言のなかに「若い頃の苦労は買ってでもしろ」というのがあります。
誰が言っているかによって意味合いが変わってくるこの言葉、ウラの意味を考えてみるとまた面白かったりします。
普段は若者をこき使うための言い訳として使われますが、それはあくまでも人を使う立場の人が言った場合。
「自分自身に対して」という観点からは、別のものが見えてきます。
目次
格言やことわざを真に受けてはいけない
もしこの言葉を真に受けてしまうと、搾取構造のなかで延々と働くことになるでしょう。
苦労を美徳とする言葉の大半は奴隷たちに働いてもらうためのものであり、真に受けるほど損をするようになっています。
成長ややりがいを前面に押し出すブラック企業も、内心は使い勝手のいい若者目当て。社長のために命を捧げる人材が欲しいのです。
この言葉は一般的には働かせるときの言い訳として使われますが、捉えようによっては別の意味にも見えてきます。
結論から言うと、それは人生の早期リタイア。
若くて元気なうちに資産や仕組みづくりに励んでおけと捉えることもできます。
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早めに苦労するとどうなるか?
20代という体力のあるうちに起業して億単位のお金を稼いだり、お金が入ってくるような仕組みづくりをしたらどうでしょうか?
その後に楽ができますし、特に一生遊んで暮らせるだけのお金を稼いでしまえば心配もなくなります。
仮にインフレになってお金が紙くずになったとしても、稼ぐスキルは身についているわけです。
その時点でまわりの9割以上の人と大差がついていますから、無形資産という点でやはりアドバンテージは大きいです。
「早いうちに苦労しておけ」というのはつまるところ、若いうちに稼ぐことを覚え、お金を稼いでしまえと解釈することもできるわけです。
世の中の大半の人はビジネスのやり方や概念すら知りませんから、圧倒的に優位に立つことができます。
参考:お金の教養は早いうちに身につけるべき マネーリテラシーが、人生を安全で豊かなものにする
どうせたくさん働くことになるんだから…
若い頃はたとえ会社に入ったとしてもこき使われるわけです。
年功序列のもとでは若者は奴隷。どんなに実力があろうと、若いだけで価値が落ちてしまいます。そうして若者がボロボロになるまで使われるのはめずらしくありません。
その一方で起業して稼ぐ場合、作業量はものすごいことになります。それこそ会社に入って働くよりも多いぐらいです。
しかしながら某広告代理店の1日20時間労働を考えれば、ブラック企業に入るのも自分で稼ぐのも労働量が多いのは変わりません。
そこで、「どうせたくさん働くならよりお得な方向で働こう」と考えればどうでしょうか?
モチベーションは上がりますし、最終的に得られるものもぜんぜん違ってきますよね。
他人のためではなく自分のために働くことで、同じ作業量でも見返りが大きく異なる。
自分のために働けば、資産や仕組みを作ることができる。
早いうちに資産を作っておけばその後の人生で楽ができる。
だからこそ「若い頃の苦労は買ってでもしろ」というわけで、体力のあるうちに稼ぐことが重要なのです。
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人生も前倒しが基本
人生を前倒しして、若いうちにたくさん稼いだ人のほうが圧倒的にお得かつ楽な人生を遅れます。
またやりたいことがあるなら早いうちにやっておかないと、やりきれないまま人生を終えてしまう可能性もあります。
人生も前倒しが重要であり、同じ額稼ぐにしても若いうちに稼いでしまったほうが良いのです。
人脈やスキルについても同様で、早いうちに作ったり身につけたりするほどお得な人生になるでしょう。
20代で年収4桁になるのと40代50代で年収4桁になるのとでは意味が違います。20代で稼げるようになったor稼いだほうが、時間的にも経済的にも自由な人生を送れるのです。
あえて苦労を買ってしまえ
20代は体力に余裕がある一方で、40代以降となると体力的に余裕がなくなってきます。
体力がない状況において、わざわざデカいことをやる余裕があるでしょうか?
おそらくはないはずです。
若いうちであれば体力的にムリがききますし、ビジネスがうまくいけば時間を手にすることもできます。
だからこそ気づいた段階で「苦労は買ってでもしろ」なわけで、自分のビジネスをするという正しい方向において苦労することで、その後の人生に余裕を持たせることができます。
正しい方向にという前提条件付きですが、苦労を自分から買うべきというのは本当の話です。
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まとめ
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉を言われたとき、大半の人は真面目君のことだと解釈してしまいます。
しかしその言葉も自分自身に向けられたものだとしたら、意味合いもだいぶ変わってくるでしょう。
お金や情報のリテラシーと合わさることにより、早期リタイアの実現につながるのです。
ことわざや格言の大半には裏の意味があり、解釈を考えた人が得をします。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」は上記のように成長ではなくリタイアについての言葉だと捉えれば見えるものも違いますし、自分のためになる言葉となるでしょう。
「能ある鷹は爪を隠す」
「あぶく銭は使ってしまえ」
「お金がなくても幸せになれる」
裏の意味を考えることで見えるものもありますし、裏を考えることで自分のためになることも多いです。
苦労を買うことをよしとしてマジメに考えていると、本質を見失ってしまいがち。
そのマジメさを正しい方向に使うためにも、苦労を買ってでもしろという言葉の裏を考えるべきなのです。