「社会不適合者」という言葉は協調性や共感のなさを意味します。
一般的には「他人と違う」のは協調性のなさにあたり、「協調性がない=ゴミ」という認識が普通ですから、抜け駆けする人間に対しての風当たりは強いです。
しかしながら、起業家やお金持ちにとって「社会不適合者」は褒め言葉のような部分があります。
100%ではないものの、「人と違う」ことを指摘された場合、稼いでいる人は表には出しませんが、心では笑っていたりするものです。
目次
「みんなと同じ」は褒め言葉ではない!?
「みんなと同じ」という言葉に対して、あなたは何をイメージしますか?
- 安心
- 共感
- 協調性
おそらくこのような意味合いのものをイメージするでしょう。
社会不適合者というのはそれとは真逆で、協調性のなさや一般には理解しがたいものがある様子を指しています。
多くの人と同じというのは、言い換えればレールの上を走っているということ。
つまりはずば抜けた結果を出すのが困難であり、自分ひとりだけ楽をするのも難しいということです。
共感や協調性に対する懐疑心
起業家やお金持ちは、協調性や共感に対してあまりいいイメージを抱きません。
一時的に協調するような姿勢を見せることはありますが、彼らの思考のベースとしては、「みんなに同調しない」というものがあります。
みんなと同じことをしていては、ずば抜けて稼ぐことはできない。
わけもなく共感していてもお金持ちにはなれない。
これが彼らのホンネであり、安易に共感すること、協調することに対してかなり疑ってかかっています。
抜け駆けは起業家の基本
みんなと同じことを意識すれば、極端に失敗するということもないでしょう。
たしかに多くの人が通る「道」を通れば、派手にしくじることもありません。
ですが、大きく成功しないというのは、大成功しないということの裏返しでもあります。
電車に乗ってレールの上を走っていれば、何も考えなくても目的地に着くことが可能です。
しかし新幹線や飛行機に乗れば、より早く着くことができます。
仮に年収4桁を目標地点とした場合、会社に入ってマジメに働けば数十年後には達成できるかもしれません。
ところが20代で起業して自分で稼ぐようになれば、年収4桁に達することも可能です。
日本においてはみんな起業しませんし、ましてや若いとなればなおさら起業しません。
20代で起業するというのは、電車ではなく飛行機に乗るようなもの。みんなと違う選択をすることが大きく稼ぐには欠かせないのです。
脱フツーがお金持ちの最低条件
みんなと同じことをしていても大きくは稼げませんし、大衆の価値観に共感していては儲かる製品を作ることもできません。
お金持ちになりたい人、さらに稼ぎたい人にとっては、みんなと異なる選択をするという「抜け駆け」はごく当たり前のことです。
みんなに合わせてムダにコツコツしていては、お金稼ぎをするのはムリ。だから抜け駆けして稼げるステージにひとっ飛びする。
これこそが「社会不適合者」が褒め言葉である所以で、抜け駆けが必須の世界においては、「みんなと違う」は褒め言葉です。
稼げる人は理由もなくレールの上を走ることをしません。それどころか目的地そのものが普通の人と違い、「レールの上=正しい」とはならないのです。
判断基準は「周囲」ではなく「自分」
お金持ちにとって、判断基準は「周囲」ではなく「自分」。
レールの上というのは、判断基準を他人に依存しています。
その他大勢の判断基準を参考にしてしまったら、ひとりずば抜けて稼ぐことはできないでしょう。
だからこそお金を稼げる人は自分が持つ判断基準を使い、安易にみんなと同じ選択をすることはないのです。
ぶっ飛んだ人が多い理由
お金持ちになった人は、何か人と違うことをやってお金持ちになっているので、人と違う行動を取る。人と違う行動をとるためには、独自の判断基準が必要となるのだ。
出典:お金持ちの人だけが持つ独特の判断基準 | お金持ちの教科書
周囲に合わせず自分で判断して動く人の多さから、お金持ちや起業家は個性が強くなりやすいです。
それがまたキャラとして面白みにつながったりと、埋もれることがありません。
周囲と同じ基準で動けば浮くことはありませんし、イジメの対象になることもないでしょう。
しかしそれは埋没を意味し、その他大勢に埋まることを意味します。
普通の人の考え方ではみんなと同じことこそが正義であり、強調して埋もれることが至高とされる。
稼げる人にとってはみんなと同じ選択が必ずしも正しいわけではなくて、結果のためであれば積極的にマイノリティになろうとする。
本当に成功する人は何の考えもなしに同調しようとはせず、然るべきところでずば抜けた結果が出せるよう常に考え続けています。
みんなが電車で移動する一方で、飛行機を使うことに躊躇がない。それがお金持ちであり、結果を出すためなら何でもするのがお金持ちです。
まとめ
協調性が第一というのは、自分を埋没させるための考え方です。
周囲より大きく稼ぎたい人にとってはそのような考え方は不要で、抜け駆けが当然という考え方をしています。
協調性が重要、共感が重要というのは、あくまでも使いやすい奴隷を育てるためのもの。
稼げる人はそれらが奴隷量産のための教育だと気づいており、安易に同調したりはしないのです。