福利厚生のなかでも、家賃補助や住宅手当は結構話題になります。
つまりはそれだけ節約に熱心な人が多く、なんとしても固定費を抑えたいという思いが就職する側にはあるわけです。
しかしひとつ注意しておくべきなのが、マネーリテラシーのない人にとっては毒になるということ。
浮いたお金を自己投資やサイドビジネスに回す人でなければ、浮いたお金を飲み会や嗜好品などに使ってしまうでしょう。そうして会社に依存した生活を送ると、どんどん泥沼にハマっていきます。
つまるところ固定費に補助が出るとはいっても、それが囲い込みである以上、下手をすると抜けられなくなってしまうわけです。
固定費が浮いたからといって、生活水準を上げてしまっては家賃補助なしの生活に戻れません。補助が出るといっても、実は最初からお金持ちのための制度だったりするのです。
目次
無能な人が使うとハマっていく
固定費が浮く、家賃が浮くと聞いて、嬉しくない人はいません。
月に万単位で浮けば生活はかなり楽になりますし、だからこそ福利厚生の重要性が謳われるわけです。
しかしながら、お金をうまく使えない人にとっては罠のような制度といっても過言ではないでしょう。
浮いたお金を贅沢する方向に使ってしまい、生活にかかるお金は増大。その結果、会社の補助なしでは生活できなくなり、会社に依存することになってしまう。
お金が浮くからといって安易に手を出すと、その先には地獄が待っています。
お金持ちのための制度
お金の使い方を知らない人が使うと泥沼にハマり、会社に依存していってしまう。その一方でマネーリテラシーがある人が家賃補助を受けると、浮いたお金を自己投資に回すことができる。
家賃補助や住宅手当というのは結局のところ、お金をうまく使える人向けの制度であり、消費目的に来る人向けの制度ではないのです。
そしてマネーリテラシーのある人であれば、自分でサイドビジネスを立ち上げていてもおかしくありません。お金を会社に依存することの危険性について熟知し、自分のビジネスで稼いでいるからこそ、浮いたお金をうまく使えるのです。
- 家賃補助や住宅手当はお金をうまく使える人向けの制度
- お金をうまく使えるのであれば、そもそも自分のビジネスで稼いでいる
これらから導き出される結論は、家賃補助というのは自分で稼げる人のためのもの。言い換えれば
家賃補助や住宅手当は、お金持ちのための制度
ということです。
カイシャに依存しないために
贅沢な暮らしを目的に家賃補助に飛びついてしまうと、いずれは会社に依存してしまい、生活水準を下げられなくなってしまいます。
一度上がった生活水準を戻すのは大変で、本当のお金持ちが質素な暮らしをする理由のひとつもこれです。贅沢な暮らしをしていては収入が減った時に対応できず、収入が途絶えても散財していては貧乏一直線です。
結局、家賃補助は消費のためではなくて、自己投資がうまい人をさらにレベルアップさせるためのもの。家賃補助に釣られる人は、わざわざ会社に自分の弱みを晒していることになります。
ブラック企業がお金という従業員の足元を見るように、会社にお金を依存するというのは、それだけ足元を見られにいくということ。たとえ補助が出るとしても、生活水準を上げないというストイックな姿勢は欠かせないのです。
浮いたお金でビジネスをしよう
家賃補助でお金が浮くのであれば、貯金するだけでなく自己投資も視野に入れましょう。
年に十万百万といった額のお金が浮けば、サイドビジネスをすることも可能です。ブログやアフィリエイトはサイドビジネスの典型で、経営者視点が身につくというメリットがあります。
自分でビジネスをやれば、なぜ家賃補助が出るのかというのも理解できるでしょう。浮いたお金を自分に投資しろというのはそういうことで、経営者の考えを知ることが会社への依存をなくすのです。
せっかく家賃補助が出ても浮いたお金を飲み会や嗜好品に使ってしまっては、消費三昧の生活がやめられなくなってしまいます。ブランド物を買い揃えて人に認められる生活は、一度始めると辞めるのが困難です。
稼ぐことでハマらなくなる
自分で稼ぐというのは、それだけお金の使い方を覚えるということです。稼いだお金をさらに自分のビジネスに投入すれば儲かっていきますし、儲かったお金を消費に使っていてはいつまで経っても儲かりません。
浮いたお金を何十倍にも増やし、会社が必要でなくなれば、依存なく健全な働き方ができるでしょう。
- 家賃補助をあてにすると会社に依存してしまう
- 自分でお金を稼げば、会社に依存することもなくなる
早めに収入を増やすほど会社への依存度も低くなり、家賃補助の罠を回避できます。お金が浮くと消費してしまいがちですが、そこでちょっとだけ我慢して自分で稼ぐために使えば、あとあと何倍にもなって返ってくるのです。
まとめ
家賃補助で得をするのはマネーリテラシーのあるお金持ちで、消費目的に群がってくる人のための制度ではない。これが家賃補助であり、お金をうまく使えない人が家賃補助に足を突っ込むとロクなことがありません。
補助が出たからといって贅沢をすると、会社に依存して抜け出せなくなります。福利厚生をあてにして飛んでいくのは愚行であり、苦しい生活を避けたければ家賃補助をあてにすべきではないのです。