デキる人、優秀な人というのは、失敗への恐怖心がありません。
それどころか失敗をおそれずどんどんチャレンジし、結果とノウハウを獲得してしまいます。
デキる人が失敗に積極的なのは、失敗による影響をきちんと計算しているからです。
彼らは自分が失敗しても周りはそこまで見ていないというのをわかっていますし、失敗したときのダメージもあらかじめ計算しています。
つまり「何をやったらダメか」に対して知り尽くしており、ダメージが致命的にならない範囲でひたすらチャレンジし続けているのです。
目次
デキる人は失敗をたくさんする
表では失敗がなさそうに見える人でも、裏ではいくつも失敗しているもの。結果を出している人は裏で相当な回数チャレンジをしています。
失敗をおそれて結果を出せない人よりも1桁2桁多く失敗をしていて、本人がそれを表に出さないだけです。チャレンジの回数も段違い。
デキる人は失敗をおそれずチャレンジし、何十回何百回とやってみたうちのひとつがヒットし、成功事例として取り上げます。
彼らデキる人たちは
- どの程度の失敗までなら大丈夫か
- 失敗をしてもデータやノウハウは残る
というのを理解しており、失敗への過度な恐怖心がありません。
表に出すにしろ出さないにしろ、デキる人はとにかくチャレンジします。
失敗したらどういう影響があるのかをわかっていますし、失敗したとしてもすぐに忘れ去られるというのも知っている。
だからこそ人よりも多くチャレンジして結果を出せるのです。
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致命傷になるかを見分けられる
チャレンジには失敗が付き物で、失敗すれば多かれ少なかれダメージを受けます。
しかしながらダメージを受けるといっても、実際には致命傷かそうでないかの違いぐらいしか問題になりません。
デキる人の判断基準は単純です。失敗して致命傷になるか、ならないか。ただそれだけ。
デキる人は致命傷になるかどうかを見分ける能力を持っていて、チャレンジしても致命傷にならない限り、淡々とチャレンジし続けます。
失敗しても莫大な借金を負うわけでもホームレスになるわけでもなく、損得のうえではさほど問題ない。デキる人は失敗の大半がダメージが小さいことをわかっています。
ダメージが小さいとなったら挑戦あるのみで、失敗しても実利のうえでは大したことがない以上は合理論にのっとって挑戦し続けるのです。
何回も挑戦していれば、成功事例に上げられるような結果が出てもおかしくはありません。
10回やって1回結果が出ればいいというのなら残りの9回は失敗してもよくて、デキる人は失敗を笑われようとも気にせず、その1回を求めてチャレンジを繰り返します。
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失敗しまくってデータとノウハウを得る
チャレンジと失敗については上記のように、致命傷にならない限りは問題ないというのがデキる人や成功者の考え方です。
チャレンジの回数が結果につながる以外にも、失敗の性質についても結果を出せる人は気づいています。
デキる人にとって、失敗は成功への過程であることは間違いないのですが、実際にはデータ取りという意味もあります。
失敗しても知識や経験、ノウハウは残るため、チャレンジして失敗というのもムダではないのです。
チャレンジしてみて失敗したら、どこがダメだったかを考える。
うまくいった箇所があれば、なぜうまくいったかを考える。
成功事例と失敗のデータから自分の勝ちパターンをまとめ、結果を出しやすい土俵を見つけてはチャレンジし続ける。
一言に失敗といっても、実際にはさまざまなものが存在します。
もちろん最後には結果を出さなければなりませんが、失敗することによってデータやノウハウが蓄積されるのです。
経験は重要
失敗しても、経験は残る。
この考え方は重要です。
何も考えない失敗は意味がありませんが、熟考してPDCAを回しまくっての失敗からはさまざまなものを学べます。
一見して失敗はダメなことのように思えますが、失敗を勉強ととらえた場合、失敗によるデータ蓄積は次に生かすことが可能です。
失敗とは経験であり、本人の心がけ次第で多くのことを学べるでしょう。
たとえ1回の挑戦が失敗だったとしてもチャレンジした経験は脳に残り、その後の生活に大いに役立ちます。
失敗しても結果は得られませんが、結果を出そうと必死に頑張った経験、結果を出すために試行錯誤したときの記録は残ります。
経験を積むというのはデータの蓄積そのものであり、成功パターンと失敗パターンをまとめることが可能です。
成功パターンを知るというのはそれだけ結果を出しやすくなるということであり、失敗パターンを知れば失敗を怖がる必要もありません。
多くの人は失敗することを怖がりますが、それは「どうすれば失敗しないのか」を知らないからであり、失敗の原因となるポイントを知ってしまえばぜんぜん怖がらなくていいのです。
経験を積め、ステージに立て、チャレンジし続けろ。
これらの言葉の裏にあるのは場馴れすること以外にも、経験によってうまくいくかそうでないかのデータが蓄積できるというものもあります。
続けることの大切さ
何かを続けることの大切さはよく語られますが、データや経験の蓄積という視点で考えると別のものが見えてきます。
本来「続けることが重要」という言葉が使われるのは、失敗に対する慰めや、過程が目的化するのを正当化する場面です。
しかしながら結果が出ない限りは物事に挑戦する意味もありません。
結果に誠実になるというのはチャレンジに欠かせませんし、結果が重要だからこそチャレンジすることが大切なのです。
ここで「物事を続けることでデータがたまる」ということを考えた場合、
物事を続けるというのは経験やデータの蓄積につながる。だからこそ続けることが重要。
と捉えることができます。
デキる人はチャレンジ力とともに、継続力も持っています。
デキる人はチャレンジをし続けるのですが、失敗し続けるうちにも彼らは成長し、成功するためのノウハウを身に着けていくのです。
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周りは意外と見ていない
自分が失敗しても、周りはあまり気にしてない。
デキる人は人が他人にはあまり関心を持たないことを熟知しています。
失敗してもあまり気にされないし、気にされるとしても利害はゼロ。それなら何回もチャレンジし続けて結果を出した方が合理的。
このような思考の下、デキる人は今日もPDCAを回します。
「結果を出すためには恥をおそれるな」といっても行動しづらいですが、「失敗してもまわりもそこまで見ていない」と考えれば、チャレンジする気が湧いてくるでしょう。
あなたがテストでちょっと悪い点を取ったからといって、周囲はそこまでネタにしませんよね。
つまりはそれと同じで、あなたの失敗について他人は想像以上に無関心なのです。
失敗はすぐに忘れられる
失敗して笑われるのは、せいぜい2週間が限界。人々の他人の失敗への興味のなさは半端なく、ウワサ話が1週間続くことすら稀です。
たとえあなたが何かにチャレンジして失敗した場合でも、3日も経てば大半の人は忘れてますし、どんなに失敗が印象的であっても1週間経てば忘れられるもの。
2週間も失敗が笑われるなんてのは相当なことで、意識してできるようなものでもありません。それほどまでに失敗というのは忘れられやすく、人々の興味対象は移り変わりが速いのです。
あなたが失敗したことなど人々にとってはどうでもよく、あなたが億稼ぐことの方が注目されます。
失敗を恐れているヒマがあったら、まずはチャレンジ。
小さなことからでいいので、まずはチャレンジ。
失敗を恐れずチャレンジし続けることでデータが集まりますし、もしかしたら結果が得られるかもしれません。
9敗1勝でも全然問題ありませんので、失敗することへの恐怖心を捨て、積極的にチャレンジしてください。
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まとめ
失敗することそのものを恐れチャレンジしない人はたくさんいますが、それは機会損失といっても過言ではないでしょう。
失敗による影響が微々たるものであれば挑戦した方がよく、うまくいったときの成果の方が圧倒的に大きいのであればチャレンジした方が合理的です。
デキる人は合理主義で動きますが、失敗と成功に関しても合理主義で判断します。
失敗したときのダメージと成功したときの成果を比べ、後者の方が大きいのであれば迷わずチャレンジする。デキる人はこのように判断しています。
失敗というのはその中身を知らないから怖いのであって、実体さえつかんでしまえばどうということはありません。
どこにリスクがあるのかを知らないのがリスクというように、失敗についてもどこにワナが潜んでいるか知らないからこそ失敗しますし、ダメージの大きさを知らないから怖く見えてしまいます。
チャレンジを続けて自分の失敗パターンをつかんでしまえば、失敗を過度におそれる必要はどこにもないのです。