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大学のレポートの著作権は誰のもの? 引用の書式ばかりがネットに上がる件

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引用や著作権についての記事はしばしばアップされます。
しかしながらアップされるのは引用の形式やコピペ否定についての記事が大半であり、本質について述べた記事というのは思いのほか少ないです。

たしかに、引用の形式を守るだとかは大切です。
引用がそれという形でわかったり、コピーだらけになるのを防ぐという意味で、引用のやり方をきちんと決めておくのは重要。
ですが、ルールというのは本質を見極めてなんぼのもの。
本質を理解しないことには、著作権に関する議論も生産性がありません。

 

著作権について|レポート作成にあたって|9. 学習のアドバイス|air U(エアー・ユー)学習ガイド

著作権侵害はなぜいけないのか? | お金持ちの教科書

著作権については、ここらへんの記事をサラッと読めるようになれば本質がわかってくるでしょう。
概要をいうと

  • 著作物は原則として書いたひとのもの
  • 著作権はお金の問題

といった感じ。
例外はあれど、基本的にはこれらのことを覚えておけば問題ありません。

著作権を譲渡する場合、そのことについて記述された書類等があるはずです。
譲渡におけるルールなんかはそれに全部書いてありますので、投稿したりする場合には面倒でも目を通しておきましょう。

著作権の記事は引用のしかたが記述されたものは多いですが、お金の話が出てくるものはそこまで多くありません。
あくまでも著作者が損をするからルールが定められているのであって、その点に関する議論を飛ばすことはできないのです。
しかしながら、多くのひとは倫理的な理由からコピペを否定してみたり、書式ばかりに目が行ってしまいます。

体裁だけを気にしていては、不安が解消されないまま引用するということになります。
本質を知らないままやるのは気持ち悪いものがありますし、自分の行動に自信が持てない原因にもなるでしょう。
引用や著作権については、その本質や背景知識を知ることは可能。
ベースにあるものを理解するだけでもだいぶちがってきます。

 

本質を理解しましょう

書式ばかりを追求してはいけない

著作権も、本質を理解しないことには何もはじまりません。
書式について語られることは多いですが、著作者の損得について語られる機会は少ないです。

はじめに、著作権は知的財産権です。
そう、知的「財産」権であり、要はお金の話です。
だからこそ著作者の損得が絡んでくるのであって、引用とはっきりと明示したり、主従関係についての記述があるのにはそのような理由があります。

残念ながら、このようなことが併記されているページはあんまり目立ちません。
検索しても出てくるのは書式についてのページばかりで、ベースの考え方を書いているものは少ないです。
しかしそのベースの考え方がないと著作権について考えることも不可能であり、根本にあるものを理解してようやくその意味がわかります。

著作権をお金という観点で考えることができれば、書式なんて本当に戦術レベルのものだと気づくことができるはず。
戦略レベルのものを理解してしまえば、そこから思考を展開していけます。
数学の公式がその成り立ちを覚えてようやく使いこなせるように、著作権についてもその成り立ちを知っていると知っていないのとでは全然ちがう。
最初はむずかしいですが、慣れてしまえばどうってことありません。

 

日本人が苦手なお金の話

ただ、日本にはびこる風潮のせいでお金の話が全体として苦手というのはあります。
日本にはお金がいやしいだの儲けることがいやしいだのといった風潮が存在し、それゆえにお金について考える機会は減ってしまいます。
判断の基準となるのは「和」だったりその場の空気だったりと、きちんとした判断基準が存在しないもの。
ルールや数字で動くひとは少ないですし、それを引き合いに出すというのも嫌われる傾向にあります。

考える機会がなければ、苦手になってしまうのも当然のこと。
多くのひとにとっては、上から与えられた「お金はいやしい」というのが真実。
その考え方が「お金は信用をあらわす」というのと矛盾するのに気づくことはまずありませんし、マネーリテラシーがあるひととの差は広がるばかりです。

お金の話がきちんとできないと、著作権の話もできるはずがありません。
知的「財産」権である以上はお金と向き合う必要があり、お金の話を抜きにして語ることはできません。
むずかしい用語や書籍ばかりがならぶ一方で、わかりやすく解説したものは少ない印象。その結果、著作権に関する文章は雲をつかむ感じがあるのは否めません。

 

もしあなたが著作者だったら

ひとつわかりやすい考え方をあげると、自分が著作者だった場合を考えるとわかりやすいです。
もしあなたが記述した文章がコピペされた場合、どのように考えるでしょうか?
単にコピペはいけないという倫理的な理由で止まってしまってはそこで終わりですが、記事のURL付きで広まった場合、あなたの文章はより大勢のひとに読まれることになりますよね。
つまりは広報にかかる費用を、コピペされることによって済ませることができる。
広まることによってあなたの知名度が上がった場合、最終的にあなたは得をしますよね。

ただ、記事の広告収入が大きい場合など、コピペされてマイナスになる場合も多数存在します。
その場合にはコピーした本人に連絡するなどしましょう。
そこで放っておくと、次から次へとコピーされるでしょう。
少なくとも、放置して損する場合にはちゃんと主張しましょう。

 

レポートの著作権は誰のもの?

原則として書いたひとのもの

著作権の例題としては、大学のレポートなんかはいい感じでしょう。
レポートの著作権は誰にあるのかというのをベースに、コピペ問題について考察するとおもしろいです。

まず結論からいうと、レポートの著作権は書いた学生本人にあります。
ただしレポートに寄せられたコメントについてはコメントしたひとにありますし、また論文を投稿する場合には所定のルールにしたがわなければなりません。

つまりはあなたが大学で書いたレポートはあなたのものであって、どう調理しようが勝手です。
レポートの考察部分で書いた文章なんかはほかのところに使えますし、それこそおもしろい考察であればネタにできるでしょう。
考察のところで手動ワードサラダをしておいて、ブログでさらに加筆修正するとかも問題なし。
著作権を譲渡するなどの記述がなければ大丈夫です。

大学にいたときのあなたは、少なからずキ○ガイなレポートを書いたことがありますよね。
著作物があなたのものである以上は、それをどこに載せようがあなた次第。
引用した場合にはそれを明記するだけ。字数的にすごいことになっているはずです。

 

簡単化して考えよう

著作権の話に限らず、簡単化して考える、身近な例で考えるというのは大切です。
例題として大学のレポートをあげたのは身近だからであって、また制約が少ないからでもあります。
これが論文となると話が変わってきますが、どうでもいいようなレポートは特に制約もない。著作権を考えるにあたっては格好の題材です。

著作権がお金の話である以上、簡単化したほうがいいというのはあります。
一般に言われるのは引用の書き方だったりコピペはいけないということばかりで、損得について語られる場面というのはほとんどありません。
もっとも、損得をきちんと説明できるのであれば、自分で稼いでいるでしょうけど。
とにかく、複雑な専門用語を使うから話がややこしくなるのであって、「それはつまりどういうこと?」というのを突き詰めていけば簡単化できます。

簡単化できないと、地に足の着いた議論ができない。
著作物云々ならまだいい方で、これが金融商品になると大変。
むずかしい用語を並べ、権威のあるひとを使うというのは常套手段です。

むずかしい話を簡単化できなかったひとは損をし、幼稚園児でもわかるぐらいに簡単化できるひとが得をします。
お金に関する議論は最初は慣れないものですが、できるようになると見え方が変わってくるでしょう。
それこそお金が好きと公言できるぐらいになれば、簡単化も容易なはず。
地に足のついた議論ができることによって、瞬時に本質を見抜くというのもできるようになります。

 

まとめ

お金の話が苦手なひとが多いように、著作権についても踏み込んだ議論というのはあんまりありません。
みんな引用のやり方ばかりを強調し、倫理に走ってばかりです。
実際には損得のほうが重要で、そこで地に足の着いた思考ができるとできないのとでは変わってくるでしょう。
そこでしっかりと向き合うことができれば、周囲のひとに大きく差をつけられます。

コピペが話題になった際には、誰が損をしているのかを考えてみてください。
著作者が損をするからコピペがいけないのであって、単に倫理的に悪いからというわけではないのです。
引用のやり方を知るのは一時的・表面的なやり方ですが、損得を考えるというのは一生使えるやり方。
ほかのところにも応用できる考え方ですので、できて損はしません。

 

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