夜の時間というのは、アウトプットにはあんまり向きません。
朝とちがって
- 疲れている
- タイムリミット感がない
というように、どうしてもアウトプットの効率が落ちてしまいがちです。
前者は日中の活動の疲れによるもの、後者は寝る時間が自分で調節できることによるもの。
したがって夜はおとなしくインプットするのが賢明です。
一見すると夜は時間が有り余っているようで、朝と比べてゆっくりとアウトプットできるように見えます。
しかしながら思いのほか時間を使ってしまうもので、記事を書く、ノートをまとめるといった知的生産活動をするとどうしても時間をダラダラと使ってしまうものです。
やはり、アウトプットするならタイムリミットのある朝がいいかと。
限られた時間で一定量のアウトプットを出すとなればその分効率は上昇しますし、また時間をむだ遣いするということもありません。
時間が自由に使えるということは、それだけむだ遣いしてしまう可能性があるということ。
自由な環境下で自立できる人間は本当に少なく、多くのひとが時間を必要以上に使ってしまいます。
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知的生産は朝や昼がおすすめ
知的なアウトプットをするなら、時間・体力の両面で朝のうちがおすすめです。
遅くとも午前中。午後に持ち越すとあんまりいいことがありません。
朝の時間帯は集中力があり、知的生産に集中できます。
疲れている状態とは比べ物にならないほどで、アウトプットの速度もはやいです。
疲れて集中力が落ちているときというのは、それだけ気が散ってしまいがち。
周囲の誘惑に負けてダラダラ過ごしてしまうものです。
また、朝というのはその後に予定が入っている場合にはタイムリミットがかかります。
つまりはそれだけ短時間で仕上げる必要があって、その分スピードが要求されます。
タイムリミットがあると感じれば、あなたも書くスピードが上がるでしょう。
時間に縛りが生まれることで、かえって効率が上がるのです。
知的な活動はエネルギーを必要とします。
疲れているときは脳がはたらかず、文章を書いたりといったことはガクンと効率が落ちてしまいます。
眠い状態で1万字とか本当にキツい…
アウトプットするなら朝のうち、体力があるうちにやるべきなのです。
朝活が効率いいのも同じようなもので、時間制限と集中力による効果は大きいです。
限られた時間だからこそ有効に使おうと思いますし、あまり疲れていない時間であれば集中するのもむずかしくはありません。
参考:朝活の効率と集中力は異常
夜はインプットをどうぞ
人間、自分の体には逆らえないものです。
疲れているときにムリにアウトプットしようとしても、効率は下がるばかり。
そのような時間帯にはおとなしくインプットしましょう。
アウトプットするにはインプットが必要です。
読書したりして知識を付けるのはもちろんのこと、情報を流し込むというのも欠かせません。
インプットなしには知的生産などできたものではなくて、常に勉強し続けることでようやくアウトプットがついてきます。
疲れでインプットしかできない時間は、とにかく情報のシャワーを浴びましょう。
「眠くないけど文章を書くことはできない」みたいな状態であれば、とにかく自分に必要な情報を集めるのがいいです。
本を速読するとか自分に関係のあることを勉強するとか、やりようはさまざま。
そのままベッドにでも直行すれば、勝手に記憶が整理されます。
寝る前の1時間を有効に使うことができれば、生活もちょっと変わってくることでしょう。
たかが1時間、されど1時間。それが積み重なることによる効果は絶大。
サクッと読書するだけでも、それを毎日くりかえすことで情報量がどんどん蓄積されていきます。
習慣化して1年後には見える世界がかなり変わっているはずです。
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寝る前の暗記物は効果的
寝る前の時間帯というのは暗記物に向いています。
勉強してすぐに寝ることができるので、記憶するには非常にいい条件です。
寝ているときというのは、頭の中で記憶が整理されます。
勉強した直後に寝れば、新鮮な状態で記憶の整理に移行することができます。
もし勉強と睡眠のあいだに何かを挟んでしまうと、情報の鮮度が落ちてしまう。
そのため、寝る前の勉強というのは合理的なのです。
よっぽど疲れているのなら寝たほうがいいですが、勉強する余裕があるのならしたほうがお得。
勉強の直後に睡眠をぶっこめるので、自然と効率が上がります。
寝る前の時間、ニコ動やYoutube、FC2を見るのではなく知識をつけてみてはどうでしょうか。
知識がつくのでアウトプットがしやすくなります。
暗記で覚えるような知識が付くことでアウトプットがしやすくなるというのはあります。
キーワードや専門用語がスラスラ出てくるレベルとそうでないレベルとでは、アウトプットの速度がかなりちがってくるものです。
つまりは暗記レベルの知識を身に付けることで、文章を書く道具を手に入れられる。
インプットというのはある意味で文筆の道具を手に入れる行為ということもできます。
読書することで情報を流し込める
量を決めて読書するのも、寝る前のインプットとしては効果的です。
さすがにバカ多い量の読書は勉強時間を冗長化してしまいますが、ある程度の軽さ、ある程度の長さの本であれば復習するかのように使えます。
朝読書とのちがいは、その目的です。
朝の読書はおもに情報収集。週刊誌をななめ読みするのと同じで、「浅く広く」というのがカギになります。
逆に夜の読書は復習のためにするといってもいいでしょう。
自分が取り組んだことに対して論理的な裏付け・考察をするのに、夜の読書は向いています。
寝る前の読書はサラッとやるのがポイントです。
ガッツリやるのではなく、さらさらと頭に情報を流し込む。
興味ある分野の本なんかはわりかし読むのに苦労しないでしょう。
それぐらいのものでいいので、一定量の情報を流しこむのが寝る前のインプットには適しています。
やったことの復習、暗記物というように、夜のインプットは断片的なものがおすすめです。
読書によってやったことをおさらいすれば理解が深まりますし、暗記物で知識をつければアウトプットのときに使えるものが増えます。
時間がないからといってインプットを怠っていては、アウトプットはうまくいかないもの。
寝る前の数時間を使うなど、対策は考えればでてきます。
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疲れている時間は工夫しよう
いくら疲れているからといって、何もできないというわけではありません。
疲れているなら疲れているなりにやれることを見つけ、実行していくのみ。
そこで妥協してしまっては時間がどんどん消えていってしまいます。
疲れているときの時間の使い方は、自分の将来に直結するといっていいでしょう。
寝る前に暗記物に取り組んだり、サラッと読める本を読んだりするのでも、やらないよりは全然マシ。
それどころかその数パーセントがあとあと生きてきますし、努力値的にあらわれてくるもの。
ちょっと意識的に取り組むだけですが、年単位で積み重なると目に見えるように周囲と差がでてきます。
やれることが見つからないというひとは、自分が普段やっていることを思い出してみてください。
知識をつけることで改善されるものはありませんか?
背景知識の有無で変わることはありませんか?
知識レベルで変わるものは多く、それに気づければ自然と体が動くはずです。
寝る前のサラッとインプットも慣れてくると、かなり効率のいい勉強になります。
処理できる情報量がちがってきますので、わずかな時間でポイントをおさえた勉強ができたりもします。
本当にちょっとしたことですが、そこでのサラッと感を覚えることができればかなり強いです。
朝の読書や新聞読みの効率はあがりますし、何より情報への耐性が付きます。
まとめ
夜は朝や昼に比べ、疲れがたまっています。
それならできることを見つけてやるまでであって、「できないからあきらめる」的な考え方になってしまっては時間が消えていきます。
時間の長さや使い方に制約がある場合、それに応じた使い方を探す。
普段から時間を大切にしているひとであれば、見つけるのはそうむずかしくはありません。
スキマ時間や待ち時間、休憩時間の使い方というのは、他人と大きく差を付けられるところです。
みんなと同じ時間の使い方をしていては、突出した成果を出すことはむずかしいでしょう。
そのちょっとした時間を大切にし、有効活用する。
特に帰って寝るまでの時間というのは、その使い方次第で結構なちがいを生じます。
寝る前の勉強は効果的。サラッとやるのが効果的。
このような情報を手にして、やるかどうかはあなた次第。
みんなは寝る前の時間をダラダラ使いますが、もしそこで勉強できれば、みんなより優れた結果を出すことができる。
そこで勉強しなければ夢や目標から遠ざかってしまいますが、そこで勉強するのを繰り返せば実現できるかもしれません。