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共働き夫婦のためのお金持ちの教科書がすごい!

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買い物、子育て、住まいというのは、家族の課題であります。
それらについて詳しく書かれているのがこの一冊。
これを読んでおけば、お金を稼ぎやすい夫婦になれるでしょう。

特に、子育てとお金の話し合いについては非常にすばらしいことが書かれています。
知っていると知らないとではちがいすぎるぐらい。身近にある「どうすべきか」みたいな疑問も解決してしまいます。

 

まとめ買いは損しやすい

 ストレートに言ってしまうと、まとめ買いはたいていの場合、うまくいきません。確かに、まとめて安く買うことができ、その品物を余らせることなく完璧に消費することができれば、1個あたりのコストはとても安くなるでしょう。
 しかし、これを最適に、そして常に実行していくためには、相当、緻密に計画を立てる必要があります。さらに言えば、まとめ買いに行くための交通費や時間も考慮に入れなければ、本当に安上がりかどうかはわかりません。

一見して、まとめ買いはお得に見えるため、ついついやってしまうでしょう。
しかしながら実際にはあんまり有効でない場面も少なくありません。

家族の中に大食漢がいないかぎりは、まとめ買いは損になることが多いです。
たしかに、1個あたりの単価という点ではまとめ買いは優秀。
しかしながら品質がいいうちにそれを消費できるというわけではありません。
むしろほとんどの家庭では、余ってしまうぐらい。

もっといえば、医療費を考慮した場合、これはより重要な話です。
「もったいない」の精神から捨てられずにいると、それがお腹をこわす原因になります(経験済)。
量が多すぎて余るというのは、そのようなものを誘発しやすい。
下手にまとめ買いしてしまうと、あとになって医療費でガッツリ持っていかれることも。

まとめ買いをするのは、何かの行事があるときぐらいでいいでしょう。
多くのひとにとって、業務スーパーで売られているものは量が多すぎます。
そのため、単価が安くなるという点だけを見てまとめ買いするのはよろしくありません。

 

家計簿は付けるべきか

 家計簿をつける作業に時間を取られてしまい、もっと大事な分析に時間を回すことができないくらいだったら、どんぶり勘定の方がまだマシということです。しかし、ただのどんぶり勘定ではダメ。
 理想的なのは「細かい数字は把握していないけれど、おおよその数字は頭に入っている」ことです。

家計簿そのものは悪いわけではありません。
しかし、家計簿を付けることに時間を取られすぎるようでは本末転倒。
その分の時間(やエネルギー)を他にまわしたいいです。

理想としては、家計簿いらずになってしまうこと。
どこにどれぐらい使ったかというのを把握できるようにすべきです。

家計簿というのは多少の節約は促してくれるでしょうが、最終的にはそれなしでもやれるのが望まれます。
たしかに、細かい履歴がないと不安、むだ遣いしそうというのはあるでしょう。
ですが自分の消費傾向を把握するのに慣れないと、マネーリテラシーも付きにくい。
大きく節約するにあたってはマネーリテラシーが欠かせません。

自分の消費癖さえ覚えてしまえば、削るべきところというのも見えてくるはず。
家計簿の役割はあくまでもデータであって、それ自体がお金持ちを保証するわけではありません。
ある程度データがそろい次第、どんぶり勘定でやれるように勉強していくのがベター。
いつまでも家計簿ありきでは永遠にマネーリテラシーが身につきません。

 

夫婦の話し合いは重要

 本書を読み進めてきた読者の方ならすでに想像がつくと思いますが、お金持ちになりたければ、お小遣い制にはしない方がよいでしょう。その理由は、お小遣い制にしてしまうと、片方がお金のことをあまり考えなくなってしまうからです。

 独身者よりも共働き夫婦の方がお金の面では有利ですが、それは、単純に収入が2倍だからというわけではありません。夫婦がお互いの知恵を持ち寄れるからです。つまり、夫婦の経済力を最大化するためには、二人がお金に対して強くなることが重要なのです。

夫婦でお金のことについて話し合うのは基本中の基本です。
むしろパートナーという最高の理解者とお金の話ができないとお先真っ暗。
人生をも変えるお金というものについて、夫婦間で話し合えないというのは完全にマイナスです。

お金についてしっかりと話し合えなければ、得たお金をうまく活用するというのむずかしいでしょう。
生活における出費にムダが出てしまいますし、使ったお金が何かに生きるというのもありません。
夫婦間できちんと話し合いができるということは、それだけ出費にムダがなくなるということ。
究極的には節約につながります。

お金について話し合えるのには別のメリットも存在します。
それは夫婦でお金を稼ぎやすくなること。
夫婦でアイデアを共有できたり、お互いを助け合えたりするのでメリットは大きいです。

考え方を共有することで、双方の行動は洗練されていきます。
それに加え、夫婦で協力して新たな収入源を作るということも可能。
稼ぎやすい体質になれる、収入源が増えるなど、メリットは盛りだくさん。

つまるところ、夫婦でお金について話し合えるというのにはさまざまなメリットがあるのです。

 

子供に「みんなと同じ」を強要しない

 お金持ちになれる人にはいくつかの明確な特徴があります。そのひとつが、自分の意見をしっかり持ってい ることです。
 日本は「和」が優先される社会ですが、それは必ずしも相手に対する思いやりからそうなっているわけではありません。誰かが抜け駆けして大きな利益を得ないよう、相互監視するという役割もあるのです。つまり、支配しているのは「嫉み」の感情です。

 経済的に豊かになるためには、「なぜそうなっているのか」「それとは違う考え方はないのか」といった思考回路を養うことの方がずっと重要です。残念ながら、現在の日本の教育体系では、そこまでをカバーしているとはいえません。

子育てにおいて、注意すべきことはたくさんあります。
その中でも、子供の個性を尊重するというのはかなり重要です。

自分がいい思いをしたいということから、子供をお利口さんタイプに育てたい親は多いでしょう。
しかしながら、それでは子供が稼げるようにはなりません。
稼げるようになるにあたってはマイノリティになる必要があり、みんなと同じようにやっていては稼げない。
「みんなと同じようにやれ」と強要してはダメなのです。

また子供に何かを教えるにしても、ギブアンドテイクは忘れないようにしましょう。
アメムチでメリハリを付けて育てるというのは多くのひとが苦手とするところであり、「○○しなさい」のようにムチを打つことしかしない親が多すぎます。
そこは「○○するといいことがあるよ」みたいに言うべきでしょう。
子供は予想以上に親のやっていることを覚えているもの。親がギブアンドテイクで育てられないと、子供がギブアンドテイクをできるようにはならないのです。

まわりとちがう人間に育てることには不安がつきまとうことでしょう。
また褒められる生徒というのはたいていは従順な子であり、みんなとちがう発想ができるというのは叩かれる原因にもなります。
しかしそこであきらめてはいけません。子供の個性、長所を伸ばすように教育するのが親の役目であり、子供が稼げる人間になるには欠かせません。

 

まとめ

ほかにも、子育てや家族でのノウハウがこの本には盛りだくさん。
書いてあることをひとつずつでもいいので実行していけば、1年後2年後には相当な効果になっているはずです。

 特別な運の持ち主でもない限り、お金持ちとそうでない人の分かれ目は、「なんだ、そんなことか」といったレベルの違いでしかありません。しかし、それを継続して実践できるかどうかで、結果は180度違ったものになってしまうのです。

もしかしたら、書いてある内容に見覚えあると感じるかもしれません。
しかし、いつの時代も成功するのは、一見して地味なことをやったひとばかり。
イノベーションの裏にも地道な努力があったりするもの。
地味なことに対してひたすらに取り組めるというのは大切で、家族間で何かを続けるというだけでも1年後には大きなちがいをもたらしたりするのです。