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ワンマンや独裁にもメリットはある みんなで話し合うことのデメリット

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みなさんは独裁者やワンマン経営についてどう思いますか?
おそらくは嫌悪感を示すひとが大半で、独裁者反対なひとは少なくないでしょう。

しかしながら、わたしからすればワンマンなリーダーにも一定の合理性はあると思います。限られた人間で仕切ることについても同様。

リーダーや幹部にしか見えないものというのはありますし、何よりもトップとそれ以外とでは立場が全然ちがいます。

「話し合いが重要」「和がだいじ」というのは衆愚や集合痴の原因にもなりますので、ごくわずかな人間が仕切ることについてもメリットはあるでしょう。

ワンマンな姿勢が完全な悪かといえば、わたしはそうは思いません。

 

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リーダーというのは立場がちがいます。

またリーダーでなくとも、幹部クラスにでもなれば問題意識をもっているはず。

そのようなひとたちからすれば、組織が向かうべき方向やSWOTが見えています。

その一方で、末端の人間やしたっぱからすればトップの決断には賛同できないものが多数出てくるでしょう。

ぬるーくやっていても問題ないのに、なんでわざわざキツい方を取ろうとするかというのは誰もが思ったことがあるはず。

実際、わたしもそういう経験がないわけではなく、むしろ多い方です。部活とか部活とか部活とかまさにそれ。何回そういうのがあったかわかりません。

しかし今思えば、当時の自分には経営的な視点が欠けていたなぁと。

組織には目標があって、それに向かって引っ張っていくのがリーダーです。

リーダーは問題意識の塊であり、目標に対して非常に誠実。

その一方でメンバーが問題意識に欠ける、目的意識がないというのはしばしば。

目的あっての組織や活動なので、それが重要視されないのは本末転倒です。

話し合いによる決定はラクで失敗しづらいように思えますが、必ずしもそうとは限りません。

民主的な決定というのはメリットばかりではなく、

  • 足の引っ張り合い
  • 責任をなすりつける
  • 論争(失笑)が続いて時間だけが過ぎていく

という悪い点もあります。

衆愚によってまちがった結論が出ることもあり、ゆでガエルになる可能性も否定できません。

こういうのは、ホワイト企業が必ずしも頑丈ではないのと似たものがあります。

従業員にとってやさしいというのは安定を担保するわけではありません。

稼ぐ能力や知識がないひとだらけの場合、「みんなにやさしくしすぎた結果、会社潰れました~てへぺろ(・ω<)」とかなったら笑えないでしょう。

社会主義者だらけの組織であれば、「どんなに忙しくても解雇しない」みたいなやり方もまちがいではありません。

 

リーダーとそれ以外とではあまりにもちがいすぎる

リーダーやそれに準ずる人間にとっては、問題が見えています。

しかし庶民や末端の人間には問題が見えていないことも多く、「今が楽しければいいじゃん~」みたいなこともしばしば。

重要な判断を集合痴に任せるというのは不安で仕方ありません。

その点、頂点に立つ人間というのはやるべきことがハッキリと見えており、また大衆の仕切り方を知っています。

強みや弱みを知っていたり、全体が見えていたりするため、決断することにおいては集合痴(笑)よりも断然上です。

だとすればリーダーの言うことにしたがってさえいればいいというのもあながちまちがいではなく、いい部分もあります。

問題意識の差というのは、リーダーとそれ以外とでは越えられないものがあります。

末端の人間にとっては自分が楽しむことがだいじでしょうけど、リーダーにとっては必ずしもそうではないのです。

数字や結果がすべてであり、時として生き残りにかかわる判断をしなければならない。
そこに「やりがい」だとか「なりたい自分」だとかいうものは欠片もありません。

 

独裁にも一定の合理性がある

「なりたい自分」がすべてな庶民が、はたして合理的な判断を下せるとでもいうのでしょうか。おそらくはムリでしょう。

船頭を多くすればうまくいかず、民主政治というのは必ずしもいいことばかりではありません。

独裁のメリットとしては

  • 意志決定の速さ
  • 責任の所在が明確
  • 足の引っ張り合いがない

というのがあり、悪いことばかりではありません。

たしかにワンマン経営というのはイメージが悪いですが、これらのようなメリットがあるのも事実です。

衆愚というものを考えた場合、このような利点は無視できないでしょう。

一般人が思う「いい環境」というのは必ずしも快適さにあふれたものではなくて、ゆでガエルである場合も少なくありません。

そうであれば、問題意識にあふれる一部の人間に判断を任せるというのにも合理性があります。

問題意識の有無によって判断が180度変わることもザラですからなおさらのことです。

 

まとめ

学校教育においては独裁やワンマンというものに対してネガティヴな刷り込みがなされます。

そこで「独裁=悪」みたいにとらえてしまってはダメで、いい点悪い点の両方を把握すべきです。

意志決定の速さ、責任の所在というのは、民主政治の苦手とするところ。

時としてワンマン経営が功をなすこともあります。

独裁者については賛否両論です。

しかし独裁のいいところについては最低限知っておくべきでしょう。

広い国土、柔道あたりで出てくるあのひとに対して、叩いてばかりいてはその本質を見失ってしまいます。

それこそバランスが重要なところで、特に小さい組織の運営については使えるものがたくさんあるはずです。

 

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