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暗記力はどこで役立つのか 知識をつけることの重要性

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一般に暗記はよくないことだとされます。
学校では本質を覚えろと言われますし、受験勉強の際も「本質を覚えることがいちばんの近道」と言われるものです。

そのため、「暗記=悪」のように考えているひとも多いでしょう。

 

しかし、暗記が役立つ場面というのも存在します。

それはケーススタディです。

 

「こういうときはこうする」といったケーススタディは、知識レベルのものです。
細切れの情報といってもいいでしょう。

そして断片的な情報を覚えることそのものは暗記。

つまり、場面ごとのパターンを暗記するのがケーススタディといえます。

 

ケーススタディで得た知識を体系化するまでには、2桁3桁におよぶ数のパターンを勉強します。一度体系化すればラクなのですが、慣れないうちは気合で覚えるしかありません。

そんなとき、暗記力がいいひとほど気合で覚えるフェーズを短くできますよね。
それだけ早く本質を覚えられるということです。

 

ケーススタディは武器にも盾にもなる

ケーススタディというものは武器にも盾にもなります。

悪質な業者の特徴を知っていれば下手にお金を取られるということもありません。
うまくいくパターンを覚えれば、いけそうなところだけで頑張るということもできるでしょう。あるいはいけそうなパターンの見つけ方を覚えたり。

場合分けに強くてマイナスになるということはないのです。

 

暗記力があれば、ケーススタディの段階をとっとと終わらせて本質を早めに理解できます。それによって暗記が不得意なひととの差がでるのは言うまでもありません。

悪い業者を早めに見分けられるようになれば、時間が経ってから大きくしくじることを防げます。
また稼ぐチャンスを見つけるのが早いほど、それだけ早いうちにお金とノウハウが手にはいります。

 

勉強において言われることの大半は「本質を覚えろ」ということであり、暗記のメリットが語られることはありません。

本質を覚えることがあたかも美しいかのように語られますが、それだけでは実用性に欠けます。

言葉を真に受けて公式しか覚えなければ、初見の敵に勝てなくなってしまうのです。

 

これは言いかえれば、本質が強調される場ほど暗記力が活躍するということでもあります。

試験においては過去問を勉強したひとと勉強しないひととで大きな差ができるでしょう。つまりはそういうことです。

暗記がタブー視されている場ほど暗記が重要というのは皮肉ですが、現実としてそうなっているのです。

 

暗記を笑うものは暗記に泣く

本質を学ぶことはヴィジュアル的にはいいでしょうが、その言葉を盲信してしまうと結果が出ない人間になってしまいます。

本質について勉強することだけが正しいと思っていては、勉強という自己投資もただの消費になってしまうでしょう。

実際には使い分けが重要で、事例を学びつつ法則も学ぶというのが大切です。

 

法則だけを学べばうまくいくというのは理想論です。
「教科書に書いてあることだけを勉強した」という言葉もカッコつけとして使われるべきであり、問題集によるケーススタディをしないことの言い訳にはなりません。

かといって問題集だけ勉強すればいいというわけではなく、根底にあるものを理解するのも重要。

勉強に関する「本質VS小技」論争はよく起こりますが、バランスよく使うという玉虫色の選択をしたひとが一番多く利益を得られるのです。

 

現実問題として、ケーススタディによる暗記なしにはわたしたちはやっていけません。

最初のうちは何とかして気合で覚える必要があり、そのプロセスを踏まなければ本当に理解するということはできません。

 

本質教徒に注意せよ

もしあなたの身の回りでことさらに本質を強調してくるひとがいたら注意しましょう。
目先の利益なんてどうでもいいとか言い始めたらなおさらです。

 

そもそもの話、本質の重要性を不必要に強調する時点でおかしいのです。

そのようなケースの大半は、発現する本人が既得権益者であるか、本質教徒であるか、単にノウハウ売りで稼ぎたいかのどれか。

いずれにせよ、鵜呑みにしていいことはありません。

 

暗記の重要性なんて受験のときにイヤほど教えられたでしょう。
公式を覚えるだけでなんとかなったという事例はほとんどありませんよね。
教科書を読む一方で、参考書や問題集も読んだはずです。

何らかの受験テクニックにふれた、または受験テクニックで固めたというひとは多いはずです。そういう体験をしておいて「本質だけ学べばいい」というのは矛盾しています。

一見して意味のなさそうな受験勉強にも学べるところはあって、ノウハウやテクニックの重要性というものを学べるのです。

 

そしておもしろいことに、こういう「小技も重要」というのは本質的なこと。
目先の利益を重視したことを言っておきながら、それそのものは本質を提示するというある意味で矛盾した構造になっています。

 

まとめ

本質を学ぶべきなのか、小技を学ぶべきなのか。
これらはどちらか片方が欠けてもダメなのです。

一方ではすぐに役立つものを覚え、その一方では時間が経っても変わらないことを覚えなければなりません。

これは何も学校の勉強に限ったことではなく、生きていくにあたって必要なことです。

 

※この記事の主張は暗記「も」重要ということであり、本質を学ばなくていいとは行っていません。念のため。

 

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