前回は実用書やビジネス書を読むメリットについて書きました。
実用的な本を読むというのは、上記の記事に書いたこと以外にも、不安を解消してくれるというメリットがあります。
読書というのは学校外の勉強にあたり、学校での勉強よりも重要度は上です。
実用書にはすぐに使える類の情報がたくさん書かれているわけです。
すぐに活用できる情報の何がいいかといえば、短期的な見通しがたつということ。
情報がなければ「わからない→不安になる→行動できない」というように時間ばかりが過ぎていってしまいますが、読書で情報収集することでそういうのがなくせます。
どのようになるかが予めわかれば、不安も減ってくるものです。
不安は情報によって解消される
自分がこれからやろうとしていることについて、どうしても動き出せないというのは不安が原因となっていることが多いです。
一寸先の様子がわからないから「何が起きるかわからない!こわい!」と思うのであって、そこに情報が多少なりとも存在すれば不安はなくなります。
たしかに「100パーセントはない」「『絶対』うまくいくことはありえない」というのは事実です。
しかし、確率的にどういうことが起こりやすいのかというのまでは予測できるでしょう。
必ずしも計算どおりにことが進むというわけではありませんが、かといって予測することが全部ムダかといえばそうでもありません。
事前に情報収集してどのようになるかを予測すれば、それに応じてやれることが出てくるわけです。
そこをひとつひとつ潰していくことにより、対応できることが増えていきます。
もし計算外のことが起きたとしても、大半はちょっと捻ったぐらいのことしか起きません。
がしっと構えて対処すれば大抵なんとかなったりするものです。これによって不安が解消できます。
こういうのは学校教育のレベルから存在します。
テストではどのような問題が出るのかわかりませんが、それに向けて勉強していくでしょう。
「今年は傾向が変わる」といって、何も勉強しないのとある程度勉強するのとではわけがちがいます。
あらかじめ100パーセントはありえないと割りきっておきながらも、できる範囲で勉強する。これと同じようなことです。
要はテスト勉強と同じことを、ほかのことにも適用してやればいいわけです。
見えないことによる不安を出来る限り少なくすることにより、自然と手が動きやすくなります。
わからないことを減らせば、今やるべきこともわかってくるもの。
それによって行動を起こしやすくなるのです。
読書は効率がいい
不安で情報収集をなくすにあたり、読書するのはかなり効率がいいです。
まとまった情報が手に入るので、そこからどのようなことが起こるのかも見えてきます。
数百ページもの情報をインプットすることで、どこをどう対処したらいいのかがわかってきます。
ことビジネス書や実用書はケーススタディ式に書かれていますので、わからない不安の解消には大変効果的です。
はじめての分野でも事例を100個単位で知っておけば、だいたいの対処法も見えてくることでしょう。
例をたくさん覚えることで、どうしたらいいのかも目安がつきます。
本というのは大きくハズすことが少ないです。
書かれていること自体に飛び抜けて便利なことが含まれるわけではありませんが、かといって的外れなことばかりでもありません。
複数の本から共通事項を見つけてやれば、普遍的なことは学べてしまいます。
失敗例なんかも必ずといっていいほど書いてあるので、失敗への対策が効率的に行えるのです。
情報商材による情報収集も効果があるといえばあるのですが、その前に本を読んでおくとより効果的です。
何の目的もなしに、単に不安で仕方ないという気持ちから情報商材を買ったとしても、結局はムダに終わってしまいます。
事前にある程度のフィルターを設けることで、より効率的に情報を得られるのです。
自分から学ぶ姿勢がだいじ
そういうわけで、不安をなくすためにはまず読書をしましょう。
どうやったらいいかなんて教えてくれるものではなく、自分から学びにいくものです。
とりあえず同じ分野の本を10冊読んでみれば、不安に思っていることの大半は消えてしまいます。
自分から学ぶ姿勢というのは、どの分野においても欠かせません。
基礎的なことを勉強し、どこがわからないのかをハッキリとさせることで、どうしたらいいのかもわかります。
あとは優先順位をつけて、調査や行動をするだけ。
情報収集する前と後とでは、不安の度合いもかなりちがうものです。
まとめ
不安の原因が「わからない」ということなのであれば、勉強して知識をつければいい。
極端ですが、この記事で言いたいのはこういうことになります。
物事に絶対はありません。
必ず成功するということがなけれれば、必ず失敗するということもありません。
そのように考えることで、漠然とした不安は大幅に減らすことができます。
読書によって知識を得れば、だいたいの流れがつかめるわけです。
「こうなるだろうなぁ」というのを見当つけておけば、取り乱すということもありません。情報をインプットすれば、落ち着いて対処できるということにつながるのです。
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