「情報収集はしていますか?またどのような媒体が中心ですか?」
おそらくは情報収集するクセや嗜好について見ているのでしょう。
わたしだったらメディアの特性まで考えます。
ひとことに情報媒体といっても、紙、電子データなど、その形態はさまざま。
また、生の話というのも考えようによっては媒体としてありかと。
それぞれのメリット・デメリットを把握して情報収集するのが一番です。
媒体選びとしてオススメできないのが、紙だけ、ネットだけというように単一のものにこだわること。
よほどの理由がない限りは情報が偏ってしまうので危険です。
情報というのは比較してこそ価値があり、比較できるのにしないというのは怠慢でしかありません。
媒体ごとに得意不得意がある
情報収集においては、媒体ごとの特性を把握するのは基本中の基本。
単に好きだからという理由でソースにこだわると、ヘンなバイアスが生じてしまいます。
紙やテレビはハズさないことが書かれている一方で、意見を言っているものは少ない。
ネットは断片的だが、意見が書かれているものが多い。
生の話はバイアスがかかりやすいが、ニッチな情報を聞くこともできる。
このような特性をもとにして情報収集するというのがスジでしょう。
自分の調べようとしていることについてレベルを把握し、それによって媒体を変えるのが効率がいいです。
いくらネットが普及しているとはいえ、それ単体では基礎的な部分まで集めるのはむずかしい。紙に書かれていることは基本的だが、基礎的なことがメインでかつ更新もない。
「○○だけしか読まないor見ない」というのでは効率が悪いです。
生の話を扱えるか
個人的には、
生の話の扱いを見れば、そのひとのリテラシーが測れる
ように感じます。
生の話というのは話し手の感情が絡むため、必然的にバイアスがかかりやすいです。
もし話を鵜呑みにしてしまうと、あとで面倒なことになる可能性も高い。
そのため高度なフィルターが要求されます。
メジャーな分野については生の話を聞いても参考になりづらいですが、ニッチ分野については逆に価値は高い。
ニッチ分野というのはそもそものデータ量が少ないですから、生の話が聞けるだけでもデカいです。
また話を聞く際には、「○○だと思った」的な話ではなく、「○○が起こった」という事実を細かく聞きましょう。
感情が入りこんでしまうと願望すら情報になってしまうので、狙うのは「過去に起こった事実」といった、感情が関係しない内容。
話をうまくフィルタリングできれば、昔から変わらない部分が見えてくるはずです。
ひとに話を聞くというのは、感情によるバイアスがかかりやすい一方で、珍しいことが聞ける可能性もあります。
情報の扱いがうまければ結構な情報源になる一方、リテラシーがないと振り回される。厄介である一方、役に立つ情報源でもあるのです。
バイアスがかかりやすいものに対してどう対処できるか。
手っ取り早くリテラシーを見るには、成功者の話を聞かせた感想をみるといいでしょう。
嫉妬するのか、鵜呑みにするのか、詳細を探るのか。これらのどれをするかによってリテラシーがはっきりとわかります。
情報収集のスキルを磨くには、ひたすら情報収集するしかありません。
リテラシーというのはある種筋肉みたいなもので、使わないと劣化していきます。
つねに情報収集するのには変化に対応できる一方で、リテラシーの劣化を防ぐ役割もあるのです。