「ベンチャー企業が不安定なことについてどのように考えますか?」
この質問ってする意味がないような…
ベンチャー企業というのは革新的な技術やサービスで突き進むもの。
それゆえにハイリスク・ハイリターン。会社が潰れやすいというのは付き物です。
莫大なリターンのために高いリスクを背負っているのですから、不安定なのも当然のことでしょう。
入る側はそれを承知で、やりがいを求めて入るわけで。
そのため、そういうのは聞くだけムダです。
ブラックかどうかについても同様です。
リスクとリターンの関係で動くカイシャなら当たり前。自分がリスクを引き受けないんだから我慢しろ。
カイシャは一見して社員がリスクを負わないように見えるじゃん。でもそれはちょっとちがっていて、時間が消費されていることも考えなきゃ。時間っていう貴重なリソースをわざわざ使ってまで、ベンチャーで働く。これもまたリターンを考えなきゃ。
— 村紗カイ (@murasa_kai) 2016年4月9日
失敗の確率がものすごく高いかわりに、成功すれば市場が巨大化する分野を狙う。
これがベンチャービジネスというものでしょう。
やりがいはあるでしょうが、会社が不安定なのは性質そのものです。
極限まで努力をしてもうまくいくとは限らないが、達成感のためにひたすら頑張る。そこでブラックだの何だの言うのはナンセンスです。
やりがいを求めて行くにせよ、金銭的リスクを他人にとってもらっている以上、文句は言えません。
何を求めてベンチャーに行くかはひとそれぞれですが、環境に駄々をこねるのはいかがなものかと。
人脈が欲しいのか、スキルが欲しいのか、ハッキリとさせるべきです。
答えが最初から見えている
この質問は最初から答えがわかっているはず。
大企業がベンチャーのデメリットを強調し、自社に来させるための質問でしょう。
質問する意味は皆無です。
冒険家に冒険を恐れているかどうか、いちいち訊くなよ。ナンセンスすぎる。
— 村紗カイ (@murasa_kai) 2016年4月8日
大企業が安定しているのを狙って、就活ではたくさんの学生が大企業に応募するわけです。
ラクして稼ぐのが目的の人間が集まるのですから、質問をするまでもない。
訊くまでもなく、来ている学生はそこを選びます。
結果が見えている以上、このような質問をするのは時間のムダ。
そんなの訊かなくても、行くひとは安定を求めて選んできます。
冒険が危険なものなのに、その危険についてどう思うか訊く。
これほど愚かなこともないでしょう。
恐怖に耐えられるからこそ不安定な環境に行くのであって、安定を求めていたらわざわざ自分から不安定な環境になど行きません。
動きがノロマだが、安定やラクさがあるから大企業に行く。
会社が潰れるかもしれないし過酷な環境かもしれないが、やりがいや成長のためにベンチャー企業に行く。
そのような前提がある以上、デメリットを訊くというのはメリットがないように感じられます。