ひとことにコミュニケーション力と言ってもさまざまありますが、どのような方向でもカギになるのは読書ではないかと思います。
「聞き上手は話し上手」の法則で、話を聞くひとは聞き所をわかっており、返しや提案もうまいです。
では、どうやったら話をうまく聞けるようになるか。
読書するのです。
なぜなのか。
コミュニケーションというのは、お互いがどれだけ理解しているかによって左右されるからです。
相手の話のどこを聞けばいいのか、相手は何を言おうとしているのか、何をしたら嫌がるのかといったことがわからなければ、聞き上手になれることはないでしょう。
それらは本を読むことによって勉強できます。読書は聞き上手への道のりを短くしてくれるんです。
話題になっていることについて、もし知識があれば聞くポイントもわかるでしょう。
どのような質問をすればいいのかわかりますし、相手が何を強調したいのかも理解できる。
つまるところ、知識を付けることがコミュニケーション力の強化につながります。
読書をすればそれだけ知識が身につくわけです。
自分と関係あるひとのやっていることについて本を読めば、それだけ相手のことも理解しやすくなります。
それによりコミュニケーションが円滑になり、「いいコミュニケーション」となるのです。
聞くポイントを理解せよ
話題になっていることについて、背景知識があればすぐに理解できます。逆に勉強していないと話が理解できない。
背景知識の有無によって、理解のしやすさは大きく変わってきます。
読書は背景知識を覚えるのに役立ちます。
本に書いてあることはハズさないの法則で、相手の喋っていることの大半も実は本に書いてあったりするもの。
どんなことであれ、本質的な部分は何十年何百年たっても変わりませんから、読書によって基礎的なことを勉強するというのは理にかなっています。
本を読んで背景知識をつければ、相手の言っていることが容易に理解できるでしょう。それは必ずしも学術に限ったことではなく、人間関係などについてもいえます。
コミュニケーション云々についてもいろいろな本に書いてあり、内容が被るものも多い。
そのような共通部分を重点的に勉強しておけば、わりかしコミュニケーションが取りやすくなるはずです。
読書というのは知識を増やしてくれるので、それだけ話を理解するのが簡単になります。
知識とは筋肉みたいなもので、その多寡によって理解力も変わってくるもの。
相手の言いたいことを理解するためには、読書というコミュニケーションの筋トレをするのがいちばんなのです。
勉強はコミュニケーションをいいものにする
コミュニケーションというものは、お互いの理解度をわかりやすい形で表してくれます。
もし自分があまり理解できていない話題については、コミュニケーションを取るのがむずかしい。
逆に、理解がバッチリな話題についてはラクに話せることでしょう。
そこに勉強量の差が絡むのは言うまでもありません。
もしコミュニケーションをスムーズにとりたければ勉強してください。読書はそのなかでも最も手軽な手段。
数千円でスムーズなコミュニケーションができてしまう以上、やらない手はないです。
勉強する理由というのはさまざまなものがありますが、コミュニケーション力の強化というのもひとつの答えではないでしょうか。
常に変化する人間関係についていくため、時と場に応じた知識を身に付ける必要がある。
このため、人間関係の変化についていくために勉強するといっても過言ではありません。