「リーダーとはどのような人物か?」
これは就活の面接における質問としては鉄板でしょう。
リーダーやリーダーシップというものについてはさまざまな考え方があります。
これら記事に書いてあることも考え方のひとつです。
しかし、就活の場においては期待されている答えがあるのも事実。
「リーダーとはどのような人物か?」と聞かれた際、望ましい答えはおそらくこれかなと。
「リーダーとは、指示がなくても仕事ができる人間です。全体の方針を理解し、協調性や責任感をもって自分から動く。言われなくてもやることがわかるのがリーダーです。」
必ずしもこれが正解というわけではありませんが、このようなリーダーが欲しいところは結構多いでしょう。
言わなくても動いてくれる人間というのは、ニーズが高いはずです。
利益をあげやすい
なぜ上記のように考えるのか。
それはそのような人間が増えることにより、チェーン店を展開して利益を出しやすくなるからです。
下の人間でも指示なしで動くことができれば、それは規模を拡大しやすいということになります。
すなわちチェーン店を展開して多店舗経営をし、収益をあげていくことが可能だということ。
アルバイトでもそこまで育成できるようになれば、マネジメントが楽になるのはいうまでもありません。
自分の判断で動いてくれる人間がふえれば、その分上の人間は別のことができます。
下に有能な人間がふえることで、規模を拡大してより多くの利益を出すことができる。それが「自主性」や「協調性」、「責任感」という言葉で表現されているように感じます。
別解
リーダーとは何かという問に対してはわたし自身別の考えがあって、
「応援団を作れるひと」
というのもありなのではないかと思います。
近年では大声を出すような人間はあまり好まれません。
そのような条件下ではいかにして応援団を作るかが重要で、トップとなる人物の応援団をうまく作れればパフォーマンスが大きく上がります。
草食系の人間に罵声をあびせてもイヤな顔をされるだけです。
しかしそのような人間はいちど「いいひと」と思わせれば、ブラック関係なしに動くもの。「あのひとのためだ!」「人格者!」と言って必死になります。
文化系はもちろんのこと、体育会系の人間に対してもこれは有効。
リーダーのためだと思って働く部下が増えれば、全体としての結果もいい方向に向かうでしょう。
自分の意思で休日を返上したがるようになったら最高です。
嘘をついてまで会社に入る気がない
上記のように書いておきながら、わたしが面接で「リーダーとはどのような人物か?」と聞かれたら間違いなく後者を答えるでしょう。
その方がパパっと言葉が出てきますから。応援団の件を言って終わりそうです。
もし本当に入りたい会社であれば、多少ムリをしてでも前者ように答えるはずです。
自分に嘘をついて魅力的なカイシャに入って、定年まで勤めあげる。就活の文化に染まっていたらこうするはずです。
そのように嘘をつく気力がない。
残念ながら、今の自分はこれです。
カイシャのために人生を捧げようという気持ちが湧いてこない。それゆえに期待通りの答えを考えて嘘をつくことはないでしょう。
就活するよりだったら読書したい新聞読みたいな状態ですから、まわりから笑われるのは目に見えてます。