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白鵬を叩いているひとは一流になれない モラルとルールを意識せよ

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白鵬が「変化」で勝ったことについて、ネットではめちゃくちゃ叩かれてます。

 

blog.livedoor.jp

批判コメがすごいですね。「こんなの相撲じゃねぇ!」みたいなコメントが散見されます。
たしかに正々堂々ぶつかり合うというのが、相撲をするうえではあるべき姿でしょう。

しかし、白鵬のやり方がルール違反していない点は見逃せません。

モラルとルールの問題はしばしば話題になります。
モラルを重視して果敢に攻めるやり方をすれば徳があるとして褒められますし、卑怯なやり方をすれば叩かれます。
しかしモラルが結果を保証するということはなく、見るに堪えないやり方で勝つパターンも少なくありません。

結果がすべての世界では、そうなってしまうのも当たり前のことでしょう。
プロの人間であれば結果で判断されますし、そうである以上は手段にこだわってはいられません。
あくまでも結果が第一であり、モラルというのはおまけです。余裕があったらやるレベルのものです。

 

プロでは当たり前のこと

この類の話は、プロの世界では当たり前のこと。初歩レベルの話です。

試合するうえでは、必ずしも相手がルールを守るとは限らない。

このように他人というのは基本的に信用できません。
「正直者はバカを見る」の世界で、相手をあてにしてはならないのです。

もし相手を完全に信用した場合、あとになって痛い目にあうでしょう。
相手に依存している時点でプロとしては望ましくない。
他人が失敗する・裏切る前提でやらなければなりません。

 

他の競技でもよくあること

「正々堂々攻めるべきだ」みたいな話は、別の競技を見ても腐るほどあります。

たとえば柔道。

技をかけ合って戦うというのが普通でしょうが、中には返し技で勝とうとするひともいます。すなわち自分からは技をかけず、相手のミスを狙っていくというスタイル。

こういうのはあんまりいい目で見られません。

しかしながら結果を出すという世界では、これも一種のやり方。

見栄えが悪いからといってやらないというのはダメなのです。

また「一本勝ちこそ正義!」みたいなひとが結構いますが、それもプロ的な目線とはいえない。

練習の段階では一本取れる技を磨くべきでしょうが、いざ試合になったらポイント勝ちでも勝たなければなりません。

服装直しについても似たようなのがあります。

延長戦の途中で帯がほどけるようにするというのも戦術としてはあり。
いつぞやのオリンピックではそういうのが騒がれましたが、そこを指摘するのはナンセンス。別にルールは破ってません。

このように他の競技を見ても、似たような事例は星の数ほどあります。それらすべてについていえるのが、モラルとルールの話だということ。

選手個人のモラルばかりが注目されていて、肝心のルールについてはほとんど触れられません。

 

結局はルールとモラルの問題

 

 

この手のネタはルールとモラルの問題に帰結します。

プロとして活動するひとたちは、判断基準がルールです。

それは競技ごとのルールだったり、その分野独特のしきたりだったり。
個々人のモラルが基準となることはありません。

対して消費者はモラルでことを語ります。

「あの選手はモラルがない」だの何だの、選手個人ですべてを決めつけてしまう。
分野独特のルールで判断するということは少ないです。

もし生産者の立場になろうというのなら、ルールを基準に考えなければなりません。
モラルなんてものは所詮は個人の問題であり、それをあてにする姿勢ではやっていけない。ルールをもとにやっていくのが基本です。

それができないと悪意ある業者にだまされます。

 

ルールはルール

白鵬が「変化」で勝ったからといって、それを「モラルがない」とか叩くのはいかがなものかと。ルールを無視してモラルで判断するひと、多すぎです。

変化で勝とうが別にルール違反はしていません。

そうである以上、変化をやることに問題はなし。ルールにも触れずに叩くひとばかりです。
実際にはルールに対して文句を言う一方で、ルールを変えたり勝てる土俵に移ったりするひとの方が少数。
ルールに文句を垂れているうちは一流にはなれません。まずはルールを受け入れるというところからはじまります。

 

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