グローバル力と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
英語を思い浮かべるひとは多いですが、本質的に考えた場合、英語力というのは正確ではありません。
初対面の人とうまく会話するには、何が必要でしょうか?
なぜ「グローバル力=英語」という風潮が存在するのでしょうか?
グローバル力の本質を理解できれば、あなたもコミュニケーションの達人になることが可能です。
目次
異文化を理解できますか?
まず、結論から。
本当のグローバル力とは、異文化を理解する能力のことです。
単に英語を理解するのはグローバルとは言えません。
そこを履き違えてしまうと大変。相手の文化が理解できずに傷つけてしまうということもあります。
みんながTOEICだの英語だの言ってますが、大切なのは自分で読み書きできること。
いくら英語というツールがあったところで、その使い方を知らなければ意味がありません。
初対面の人に政治関連のことを話され、自分の国が傷つけられるような話をされたら、あなたはどう思うでしょうか?
おそらくはイヤなはずで、もうその相手とは二度と会いたくないと思うはずです。
相手の考えを理解する
何を言えばいいのか。
何を言ったら喜んでもらえるのか。
何を言ったらダメなのか。
これらの理解が、グローバル力を身につけるうえでは大切です。
会話していた時にうっかり失言してしまい、あとでひどいめに遭ったということも。
これからはグローバル化がどんぼん進んでいくので、自分の会話が隣に聞こえているとかも考えて動くといいでしょう。
ジョークの通じない相手に目をつけられると厄介。帰り道にブスリやられても不思議ではありません。
グローバルというのは多様な人種が交流しあうことです。
決していいことばかりではなく、気づかいの必要性が増えるなど面倒な部分もあります。
国内でもグローバル力は生きる
似たようなことは国内でもありますよね。
被災地まわりのことなど、話題にしづらいことがあるのも一緒です。
政治関連のことはあまり話題にしない方がいいでしょう。
これは国内国外の相手ともに変わりません。
さまざまな文化が混じりあう以上、何を言ったらダメかは理解しておく必要があるでしょう。
その他にもイベントを企画する際には宗教に配慮するなど、やることは基本的に決まっています。
相手の文化を考え、相手の立場に立って考える。これができるかどうかの違いは大きいです。
できるひとはスムーズにコミュニケーションが取れますし、できないひとはずっと苦労したまま。
グローバル化といってもやることはあまり変わりません。コツを押さえたコミュニケーションができるかどうかです。
まとめ:グローバル力は相手を理解する力
いかに相手を気遣った言動ができるか。
いかに相手を理解することができるか。
英語というのはあくまでもツールで、グローバル力の本質は相手への理解にあります。
グローバルというのは、さまざまな文化出身の人が交流するということです。
万人に対して使える話題のテンプレを持っておくのは重要ですし、タブーを理解していおけば恐れることもありません。
英語を身につけるのではなく、英語をどのように使えるのかが大切なのです。