ブログは年単位でやり続けてなんぼなのに…
1年も経たないうちに「辛い、辞める」みたいなのはナンセンスでしょう。
これもまた「隣の芝生は青い」という、ネットの悪いところ。
ブログで稼げるとわかって以来、「○ヶ月○PV」というのが流行っています。
それを書くのは個人の自由でしょう。書き手にもいろいろな戦略がありますから。
ですが、書かれていることを真に受けるのはいかがなものかと。
たしかにそのひとは短期間で結果を出しているでしょうが、真似しようと思ってできるわけではありません。
そもそもの話、蓄積型のものですぐに結果が出ること自体が異常なんです。
本来であれば3年ぐらいかかってもおかしくはないものが、ほんの数ヶ月で結果が出てしまう。そのような常識に気づけなくなるのがネットの怖いところです。
1人の反対は100人の賛成よりも目立つ
ネットにおいては特異なデータが目立つ傾向があります。
それによって常識を見失うひとが出てくるのもしばしば。
たとえ100人のひとが同じことを言っていても、1人が違うことをいえばそっちの方が目立つのです。
これをわかってないとネットを使うのはむずかしいでしょう。
書き手も商売でやっているので、そのような目立つものを書くのも当然のこと。
ネットに書かれていることをあてにしていては踊らされるだけです。
みんなが「○ヶ月○PV」と書いていても、まずはそれを疑うようにしましょう。
原理的に考えれば到底ムリなこと。それにもかかわらず「みんながそう言っているから」という理由で信じるのはいけません。
自分のペースを見失うな
周囲が結果出しているからといって焦る必要はありません。
所詮は早いか遅いかのちがい。個人差を気にしても仕方ないでしょう。
そんなのを気にするよりは、1記事でも多く書くべきです。
またブログが儲かるとわかった段階で、ノウハウを売るひとが出てくるのも当たり前の話。参入障壁の低さから、多くのひとが「○ヶ月○PV」と言うのは目に見えています。
それがわかっていれば悩むこともあまりないでしょうが、わからないと悲惨。
自分のペースは失うわ物事が手につかなくなるわで大変です。
「みんなはああ言うけど、自分はこう思う。」
このような視点を持てなければネットの意見に翻弄されるばかりです。
ツールであるインターネットに利用されないためにも、まずはリテラシーを磨くべき。
ネットというのは個人のリテラシーをそのまま反映するという点で、非常に残酷なツールなんです。
あわせて読みたい